『小さいときに童話を読まなかった人は、大きくなってから、心の中に耕されていないままの畑を持つことになるだろう』 (ドイツ・詩人思想家ヘルダー)
絵本はどれだけ良い絵本を与えても、保育者が愛情を持って一緒に読み聞かせるなどの働きかけがなければ、子どもはただのおもちゃとしか見ず、破いたり、投げたりすることにしか興味を持たないでしょう。
子どもと1対1で絵本を読み聞かせてあげることが、どんな良い絵本を与えることよりも大切なことです。
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絵本はいつ頃から始めるの?
絵本を始める時期は正確には決まっていません。子どもが絵本に興味を持つ時期はそれぞれ違いますが、だいたい1歳を過ぎる頃になると興味を持ち始めるでしょう。
・生後4ヶ月頃で、顔の近くに絵を持ってくると、じっと見つめたりします。
・生後8〜10ヶ月頃で、絵本の絵や広告やポスターに興味を持ち始めます。
・1歳頃になると、絵本をみるのと一緒に、保育者の語りかけを喜ぶようになります。
子どもが1歳までに見せたい代表的な絵本としては、下記のような絵本があります。
『じのないえほん』 ディック・ブルーナ
『どうぶつのおやこ』 薮内 正幸
△他の絵本はこちら△
絵本は親子のコミュニケーションをとる上でも、とても良いものです。子どもが絵本を破いたりするおもちゃとして認識しないよう、小さいうちから絵本の扱い方を教えていくことも大切です。
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